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ドミニック・ローホー著「シンプルに美しく生きる44のレッスン」は生きることが楽しくなる本。レビュー

ドミニック・ローホー著「シンプルに美しく生きる44のレッスン」(角川マガジンズ)は、2012年に出版されました。

20160915ドミニック44

何気なく手に取った本でした。ちょっと前の本だから内容が時代遅れだろうかと思いました。

まったくそんなことはありませんでした。

この本を読み終わって、愛子はとてもすがすがしい気持ちになっていたのです。胸のつかえがとれた気がしました。

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ドミニック・ローホーさんはフランスで生まれ、ソルボンヌ大学で修士号を取得しました。イギリス、アメリカ、日本の学校や大学で教鞭をとられていました。とても日本びいきの方です。

特に日本の仏教や禅、茶道、建築などがお好きのようです。

今の日本は長い歴史の中で見れば豊かな時代です。一部、貧困女子や老後破産など問題はありますが、大部分の人は雨風をしのぐ屋根のあるところで安心して眠ることができ、ご飯を食べることができます。

幸福度は比例しているでしょうか。先日、日本財団が「本気で自殺したいと思ったことがある人が4人に1人」という調査結果を出しました。この結果をどう思いますか。日本ヤバイです。

ドミニックさんはこう言っています。「古くは家の多くが質素なものでした。わらぶき屋根の下でも、収入が低くても、人々は幸せだったのです。それ以上の富を欲することもなかったのです。ただ幸せに生きていました。」

これこそが、人が生きていく真の姿だと思うのです。いったい何が人の心をこんなにもゆがめてしまったのでしょうか。

住まいに関しては、「小さい住まいのほうがたやすく快適に暮らせます。断熱性がすぐれていて、エネルギーや税金、管理費などの出費もわずか。掃除や片付けなど、すべきことも少ないので、自分の時間がたくさん持てて、ものを持ちすぎる危険も低く、全体として、旅行や外出など他の楽しみがより多くなるものです。」と言っています。ミニマムな住まいかたですね。

そして「衣食住や教育、それに身の回りの必需品を手に入れたら、その他に何があれば充実した人生が送れるのでしょうか?」
と投げかけます。

「幸福とは、人生の平凡さに意味を見いだし、幸せを感じられることにほかなりません。」と結びます。

戦後の日本は何もなく、食べることすらままなりませんでした。高度成長期をむかえ、好景気となりました。バブルこそはじけましたが、今もなお多くのものがあふれています。人々はお腹いっぱいご飯を食べ、いい住まいに住み、高級車に乗り、よい教育を受けます。

さらに、ブランド物のバッグや時計が欲しくなります。休みには競うように海外旅行に出かけます。

それなのに、自殺したい人が4人に1人。人々は心の隙間をうめるためにものを買うのでしょうか。

ドミニックさんは「自分が送りたい人生をはっきりと知ることによって初めて、周りの人のことは気にならなくなり、自分自身を大切にできるのです。」と言っています。


日本人は人の目を気にしすぎるのですね。もちろん愛子もそのひとりです。だから毎日いろいろなことを思い悩むのです。

でもだからといってドミニックさんは、ものを買うなと言っているわけではありません。飽きのこない自分らしい上質なものを身につけなさいと言っています。素敵ですよね。


愛子は目だけはよくて、視力が2.0ありました。そのためか、老眼が40歳ぐらいから始まりどんどん進んでいます。40歳までメガネをかけたことがありませんでした。

愛子はメガネが嫌いです。第一にメガネが似合わないのです。だからメガネをした顔を見られるのがイヤです。でもドミニックさんは「老眼鏡にコンプレックスを感じず、アクセサリーのように身につけてください。」と言っています。まるで愛子の心を見透かされたようです。これからは老眼鏡をおしゃれの一部として楽しみたいと思います。

その他にも、シンプルに美しく歳を重ねる生き方のヒントがたくさん書かれていました。

この本を読むと歳をとることが怖くなくなります。オススメの一冊となりました。

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